預金額が増加しないことに対するいくつかの考察

〈もくじ〉

・はじめに

・現状認識と目標設定

・改善

・おわりに

 

・はじめに

本論では、大学3年生にもなって一向に預金額が増加しない現状を憂い、改善のためにすべきことについて考察し、生活の改善に向けての有効な取り組みについて述べる。

なお、やや硬い論調になっているのは筆者がレポートやレジュメ作成に追われている中、現実逃避的な意味を込めてこの記事を書いているという事実による。

 

・現状認識と目標設定

筆者は現在大学3年生であり、これまでに2年間大学生活を過ごしてきた。入学とほぼ同時期にアルバイトを始め、同時に野球サークルにも加入した。当初は月に6万円程の収入とそれ以下の支出でやりくりしており、一時は給料日前日であっても5万円ほど口座に残っていた。しかし、現在では給料日前に1万円残っていることさえ少なくなり、預金用の別の口座に移すこともままならない。

こうした現状下では、旅行やその他大規模な出費のための用意もできず、諦めなくてはいけなくなるという可能性すら考えられる。

そのため、1カ月あたり最低でも15000円の預金を第一目標とする。

一方で、日々の食費や交通費、また最低限の交際費を出し渋ることは避けたい。こうした点を考えると、平日1日あたり1000円の出費は不可避であるとともに、交際費も月に15000円程度は確保したいところである。

1000×20+15000 =35000

35000円が最低生活費として確保されるべき金額である。

加えて、突発的なイベントも月に1度程度の割合で入ってくることは経験的に実証済みである。そのための予算として10000円を加算し、45000円を1ヶ月の可処分所得として生活することを達成のための手段とする。

・改善案

 予算案は往々にして赤字となることが予想される。そのため、広く応用可能な生活方針を立てておくことで不測の事態のある月でも着実に預金額を増やせる生活にすることを目指す。

(1) 出費を減らす

前述の通り、出費を減らすことが効用が最大であると考えられる。

2018年4月には飲み会が5回あり、これだけで計24000円の出費である。仮に週1回にすれば丸々4000円近く出費を減らすことができる。

また、不要な出費としてはおやつや飲み物代といった点の節約も必須になる。まとめて食費として計上し、先月には15000円であった。仮に3000円でも減額できれば大きな進歩となる。

合計として55000円近く使っているのが現状である。なんとか10000円の預金は成功したものの、まだまだ改善の余地は大きい。

具体的な手段として、普段使用する口座に残高があれば使ってしまうので、別の口座に45000円以上の分を移動させ、これまでに使ったクレジットカードの引き落とし等で必要なときはその都度戻すという手法を取る。

(2) 収入を増やす

では、出費をそのままに、収入を増やすことで解決するという策に可能性はないのか。

現状サークルとゼミの日を除いて週2~3のペースでアルバイトをしている。仮に週4のシフトとした場合、他の活動に支障が出ることは避けられない。収入こそ1カ月あたり20000円ほど増加することが見込めるが、ワークライフバランスの観点からも好ましくない。

ただ、より時給の高いアルバイトに転職する、ないし単発のアルバイトをして調整するという手段は可能である。転職については現在検討中だが、時給換算で100円増加するだけでも1カ月あたり5000円ほどの収入増が見込めるという点は魅力的である。ただし、移動を含めた拘束時間の面などは懸念材料でもある。

 

(3) 資産運用という選択肢

補助的な手段として、資産運用が考えられる。

だが、これで収入の足しになるほどに稼ごうとするのは非常に効率が悪い。大学生として取れるリスクと必要と考えるリターンが釣り合っていないからだ。仮想通貨や少額投資も考えたが、いずれも効率の面で却下した。労働の対価としての収入が堅実であることは疑いえない。

 

・おわりに

以上のように検討してきた結果、基本戦略としては

・出費を1カ月あたり45000円→1週間に10000円程度

・収入を最低でも70000円確保する

という2点が示された。

そして、目標としては

・月に20000円を超える預金

を掲げる。

結果として、無駄な出費を減らし、使いたいときに存分にお金があるという状況が理想であることに疑いの余地はない。