ゴールドコーストに行った話③
さぁ、今回はいよいよマラソンを走ります。
まだ夜も明けない5:30,会場に集合。
HISさんのテントまでバスあり、荷物預かりあり、ストレッチプログラムありと至れり尽くせりの感じ。
周りに日本人が多いというのはなんだかんだ安心できていいもんですね。
円陣を組み、頑張ろうということでスタート地点へ。
事前に登録したゴール予想タイムでスタート地点が分かれてて、初マラソンの僕は当然一番後ろからスタートするのが筋なのですが、
なぜか一番前のブロックに。
おかしいな。登録間違えたのかな。
隣にいた日本人の腕には「3:30」の文字。僕とは1時間の差です。
その日本人が別の場所に移動していった後はタトゥーゴリゴリの190㎝ぐらいある屈強な外国人に四方を固められ、ひたすら「なんだこれは!」っていう気持ちでした。
偉い(であろう)人がスタートの合図前に盛り上げてくれていました。
聞き取れた感じだと
「諸君らはマラトンの兵士のregacyだ!Awesomeだ!spiritが試される30kmからが本番だ!」
みたいな、もうマイクパフォーマンスのレベル。
めちゃくちゃテンション上がったところで、7:20スタート!
ちょうど日が昇ってきたぐらいの感じで、海沿いも気持ちよく、沿道の声援も嬉しい感じ。
「You are awesome!」ってよく聞きました。
日本語だと「超すげぇ!」かな。「半端ないって!」かな、今だと。
そんなことを思いながら、ゆっくり目を意識して走っていきます。
ガンガン抜かされていきますが、周りにいるのは4時間切って当たり前の猛者ばかりなので心配いりません。そもそもエントリーの時点でミスってるんですから。
それでも10kmで57分とやや早すぎたかな、ぐらい。
10kmぐらい走るとランナーのレベルがだいたい落ち着いてきます。
よくしゃべる男性二人組とか「それでいける?」っていうぐらいデ…ふくよかな女性をよく見かけました。
確か15kmぐらい走ったところで折り返してきたトップ集団とすれ違いました。
川内選手とか、村山選手とかはわかりました。
川内選手のあの死にそうな表情は生で見てもインパクト強すぎです。
20km地点で1時間57分ぐらいでした。
よく考えたら、ハーフが1時間52分なのにこのペースってオーバーペースもいいとこですね。
ただ、周りの声援にも後押しされ、給水もおろそかにしなかったことでかなり順調な感じ。
30km地点では3時間を切れていました。ここまでは事前の練習通り。
そのあとはもう地獄でした。
心肺機能には問題ないんですが、とにかく足が前に出ない。
1kmごとに表示が出るのですが、見落とした?と思うぐらい進みません。
しかも35kmぐらいの所が郊外で声援も減り、いい加減死ぬかと思いました。
目標として「4時間15分以内」を掲げていたのですが、
いかに甘かったか、存分に思い知らされることとなりました。
進まないんだもん。
半泣きの状態で歩いたり止まったりを繰り返しながら進むこと約1時間、、、
ようやく40kmの表示が見えました。
HISのスタッフも応援してくださっていて、ランナーはシールで見つけられるようになっているので
「かっこ悪いところだけは見せたくない!」という見栄っ張り根性だけは強く
最後は応援の力もあって走ってゴールすることができました!
4時間39分48秒。
決して早くはない、伸びしろだらけのタイムだと思います。
練習不足とか、そもそも初めてとか、色々ツッコミどころはありますが、それでも
「フルマラソンを完走する」という達成感を得られたことが嬉しかったです。
走っていて思ったのが、応援は本当に力になるということです。
「Keep on!」「Going on!」とかの英語はもちろん「ガンバレ」も数多くいただき、そのたびに泣きそうでした笑
これだけでも走ってよかったなって思います。
全肯定してもらえることってなかなかないですから。
今回はマラソン走っただけでおしまいです。
次がその後の話とかまとめとかです。