ワールドカップ

いやぁ、まさか本当に予選を突破するとは。って感じですね。

 

僕自身は何にもサッカーに詳しくはないのですが。にわかです。

本田とか香川とか長友とか、ずーっと出てる人たちがまだ出てて(しかも(素人目には)ちゃんと活躍してて)っていう状況はどうなのかなとも思いましたけど、結果的に勝てたので何よりです。

 

それよりなにより、突然監督に就任された西野監督という方、すごくないですか。

 

突然代表の監督なんていう超プレッシャーのかかる役割につけられて、そこから間もなく4年に1度のワールドカップ。

無茶言うな!って感じだったと思います。僕だったら言います。

 

しかも、その中で結果を出すところですよ。

世界ランクが日本より上の相手ばかりのグループで、全敗まであると予想されてのスタート。

1勝1敗1分って大健闘でしょう。

ポーランド戦の後「せっかくなら勝って予選突破してほしかった」みたいなこと言ってる人も(Twitterとかで)見かけましたが、

いやいやと。格上だぞと。たまたま今大会は敗退が決定している状況とはいえ、それでも日本より地力があるというのは忘れちゃいけません。

1つの勝ちに浮かれて現状を見失うのは良くないですよね。

 

それより何より、ポーランド戦の最後のパス回しの時間。

コロンビアがセネガルをこのまま破ると日本も決勝トーナメントに行けるというルールの下のベンチからの決定のようで。

 

「勝負師」って感じですね。

自分らの運命を他のチームに投げるのが勝負師かはともかく、ギャンブル的でも確率の高い方に冷静に方向転換したってことです。

 

こんなことできますか?

 

会場でのブーイングもテレビ越しにわかるぐらいすごかったです。その中でも判断をブラさない強さ。

監督の良しあしでそこまでチームが変わるとは思ってないのですが、今回みたいなケースでは監督の力が分かりやすく問われますね。

 

野球では中日の落合監督時代が似ているように思います。「勝つことが最大のファンサービス」という哲学のもと、非情とさえ言われる采配で日本一になりました。ただし、見ていて面白くないという批判も間違いなく存在しました。

 

「見ていて面白くないから批判する」というファンのあり方ってものすごく難しいですね。

当人たちは必死に結果を追い求めている、けどファンあってのプロスポーツとしては見せ方も考えなくてはいけない…

 

僕は昨日の采配については賛成です。大会前から勝ちにこだわるといってきたチームとして、最適な判断だったでしょう。

 

あれを批判する人って甲子園でのカット打法とか、有名どころでは松井秀喜の5打席連続敬遠も批判するのでしょう。「正々堂々と対決して、ダメなら潔く負けろ!」とか言って。

そんなことに構っていられる余裕はないと思います。1度しかないチャンスに命を懸けている当人たちにとって、目の前の勝利こそが大切なのです。

 

だからこそこの決勝トーナメント進出には価値があると思います。この後が楽しみですね。いよいよ強豪しかいないわけですから。