いい季節になりました。どこに行っても満開の桜です。

 

昼間見て綺麗なのはもちろん、夜見てもあれほど感動的な花って他にないんじゃないでしょうか。

〇〇が見頃です、というニュースは一年通してあるわけですが、〇〇前線と呼ぶのは桜だけですよね。

散り際が美しい、と評されるのも桜だけだし、花見と言った時に真っ先にイメージするのは薄ピンクの桜の下にシートを敷いて楽しむ光景。

別に他の花で花見と言っても何の問題もないはずなのに、そこは頑なに桜に特別な待遇を与えているように思います。

桜の中でも特にメジャーなソメイヨシノの歴史は江戸時代にはじまるというのが通説で、明治時代以降に爆発的に広まったようです。日本のみならずアメリカやヨーロッパにも渡っているようですね。海外でも花見の文化が広まったりしているのでしょうか。

 

接ぎ木で増えるということで、今あるソメイヨシノのルーツをたどると非常に限られた数の原木に行きつくということです。いわばクローンといえるものなんですね。

日本中にあれだけある木なのに、由来をたどっていきつく先は江戸の1つの村だということには驚きです。

 

そして、お花見。いいですよね。

実は日中にお花見してきたのですが、いい天気の中で桜を見ていると、すごく安らぎますし、平和であることを実感します。何も考えずに眺めていることができるものって、なんであれ貴重であるように思います。

 

昼間はもちろん、夜桜も欠かせません。

ライトアップなどされていなくても、街灯のような最低限の明かりで十分です。

しかも、夜桜はできれば一人で見たいですね。

静かな空間に一人、桜と向き合う。なかなか良い時間の過ごし方になることでしょう。

 

日常の忙しさから離れる機会としておすすめです。