72年

日付は変わってしまいましたが、8月15日で日本が連合国に無条件降伏してから72年になりました。

日本人の大部分は戦争の後に生まれた世代となり、戦争は歴史上の出来事となっています。僕自身、戦争を身近に感じることはなかなか難しいと考えています。今暮らしている世界を基準に考えるしかないため、当時とのギャップがあまりにも大きすぎて実感できないという感じが正直なところです。

ただ、家族のため、日本のために自らの命を犠牲にする覚悟を決めた多くの兵士には尊敬と感謝の念を忘れてはいけないと考えています。月並みではありますが、彼らの犠牲のもとに生きているというのは紛れもない事実です。

だから、毎年のようにニュースになる靖国神社への参拝も、何ら批判される要素があるとは思いません。思想的な根拠があって参拝を拒否するなら結構ですが、他国の圧力、左翼の批判に屈して参拝しないのは敬意を欠いた行為だと思います。

また、この時期には毎年のように戦争を振り返るドキュメンタリーやドラマが放送されますが、あまりにも「戦争反対」のメッセージ性が強すぎるものが多くて驚きます。風化させない、という努力には一定の必要性を感じますが、感情を持ち込んでは方向性が揺らぐと思います。事実のみを伝え、視聴者に考えさせるほうが効果があると思うのですが、視聴率のためには仕方ないのでしょうかね。

先の大戦は不可避だった、という説もありますし、当時の政府が判断を誤った、という説もあります。どちらも一理あるとは思いますが、そうした是非を議論しても得られるものは少ないと感じます。当時とは国際的な状況があまりにも違うので。大戦以後、国際的な連携は急速に強化され、アメリカとロシアでさえ協力する関係にあります。現在の脅威は北朝鮮の暴走のように思いますが、大国が連携を失わずに対処すれば大きな戦争にはならないで終わると思います。個人的にはあと5年以内ぐらいにはに大きな変化がありそうだな、と感じています。何の根拠もありませんが。

その時に日本が何もしないで良いとは思いません。平和主義という理想は崇高なものですが、理想に縛られて現実的な損害を放置するのは愚の骨頂です。憲法改正の議論においても、現実的な視点から検討すべきだと思います。まずないとは思いますが、日本が戦争できる国になって、さらに可能性の低い話として僕自身が徴兵されたとしたら、僕は覚悟を決めて、国のために戦場に行きます。それぐらい、日本という国が好きです。

 

思っていることを書き綴ったら長くなってしまいました。こういう話もたまには書いていくことになるかと思います。