大学での学びの話

僕は今大学2年生をやっております。まぁ、結構どこにでもいるタイプの文系大学生です。運よく「国立」という肩書がプラスされてはいますが、おまけみたいなもんですね。受かったらいいなー、けどダメでその辺の私立に行くんだろうなー、と思って受験しましたから。

とはいえ、せっかく受からせていただいたので、周囲の人よりは学問をしようという志があると自負しています。

社会学を専攻しようと思っているのですが、社会学って何やってるのかわかりにくいことこの上ないですよね。テーマの幅が広すぎて。

僕も学部2年生ということで全然わかっちゃいないのですが、法学部の専門が法律であり、医学部の専門が医学であるように、社会学部の専門は社会です。

広いですね。社会といっても政治社会、宗教社会、家族社会、国際社会、などなど色々あります。だからこそ、何をやっても関係がある、という風にも取れます。僕はもともと抽象的な事象について考えるのが好きなので、こう言った幅の広い学問が向いていると感じています。

今僕が興味を持っている「社会とは何で、どのように形成されてきたのか」という根本的な問いは長い歴史を持っており、おそらく万人が納得するような答えは出ません。そういう所がたまらなく好きです。風情がありませんか?

そして、例えば宗教社会について考えをまとめている時、関連する事柄が社会心理学の分野から援用できたりする、こういった相互関連の多さも重要です。ここで繋がるのか、という驚き。

こうした学問が社会に出てすぐに役に立つとは思いません。そんな職業はそうそうないでしょうし。

ただ、モノの考え方、認識の仕方は大学に入ってから圧倒的に豊かになりました。1つの物事について、多面的にとらえられるようになったという成長を感じています。これこそ、学ぶことで得られる大きな財産だと思います。ここからの学びが本番なので、今後の成長に自分自身期待しています。

では、この辺で。